受験に必要な「考える力」
よく「考える力をつけましょう」なんて言われるかもしれませんが、
「考える力」と言われても漠然としていて困ってしまいますよね。
「考える力」について考えなきゃいけなくなってしまう・・・・
「考える力」といってもいろんな力を含んでいるようです。
問題を解決する力。未来を見通す力。新しいものを生み出す力。
見えないものを見抜く力。可能性を追い求める力・・・
どれも人間にとって重要な力のようです。
では受験で必要とされる「考える力」とはどんなものなのでしょう?
まずは「理解力」。これは必要でしょう。
「次の問題文を読んで・・・・・」
「次の資料を見て・・・」「次のグラフを・・・」「次の表を・・・」
なんて問題をよく見ますけど、
その問題文が、資料が、何を言おうとしているのかわからなければ
答えるのが困難になってしまいます。
そして次に必要な力・・・「連想力」とでも言いましょうか。
連想ゲームのあの「連想」です。
つまり問題文や資料その他を理解した上で、
ではこの問題はこれまで勉強した何に関係あるのか、思い出さなくてはいけません。
例題
「オランダでは国を挙げて自転車利用の便宜(べんぎ)が図られているが、なぜか?」
こんな感じの入試問題がありました。
まず理解力は・・・この問題ではあまり必要ないですね。文章短いし。
ということで連想力。どんな社会科の知識が関係あるでしょう・・・
ここで思い出さなければならないのです。
「オランダ? えっと、干拓で国土を広げた国。土地が低い・・・海面上昇は困る」
「自転車は自動車と違って二酸化炭素を出さない・・・そうか!」
という感じですね。これで答えが書けますね?
もう気づいたとは思いますが、考える問題といっても、
「考える力」よりも「思い出す力」つまり記憶力を使っているんです。
関係する事柄を思い出せればあとは簡単、というわけですね。
「考える力」が大事と聞かされて、記憶力なんてどうでもいいんだと勘違いする人が結構います。
まあ、暗記は面倒ですからサボるための口実なのかもしれませんが。
でも少なくとも入試の社会科では、考える前提として記憶が必要です。
基本的な事柄はしっかり記憶しなきゃ始まりません。
そしてありがたいことに、入試の社会の問題というのは、記憶だけで大半が解けてしまいます。
「解く」という言葉を使うのもおこがましいくらいです。
多くの中学校ではこれだけで合格点が取れます。
そしてそして幸いにも、記憶に才能なんて関係ありません。
地道に繰り返したもん勝ちです。
(例外的に記憶の天才はいますよ、そりゃあ。
でも例外と自分を比べて「自分は馬鹿だ」とか思うのはそれこそ馬鹿馬鹿しいでしょ)
繰り返していれば記憶力自体も上がってきて、
というか記憶のコツを飲み込めてきて、だんだんおぼえやすくなります。
ということで安心して記憶に勤しんでくださいね。

