水質汚濁の例として、水産業との関係でよくテストに出てくるのが、
赤潮とアオコですね。
赤潮と言うのは名前の通り、海が真っ赤に染まってしまう現象です。
上空から写真を撮ると、本当に赤いんですよ?
アオコというのは青じゃありません。
緑色ですごくいやなにおいがするそうですね。
さて、赤潮もアオコもあるものが大発生して起こってしまう現象ですが、
一体何が大発生した結果なのでしょうか?
A.イナゴ
B.プランクトン
C.サメ
D.三葉虫
えーと、三葉虫が大発生するとちょっとした事件ですね。
もちろん答えはプランクトンです。
海や湖の汚れによってプランクトンが大発生するのですが、
なぜ汚れでプランクトンが大発生するんでしょう?
プランクトンだって有害物質の中じゃ生きていけないでしょうに・・・・
ひょっとして怪物?
そうではなく、この場合の汚れと言うのは家庭排水が主なんですね。
そして、家庭排水の中にはプランクトンにとって栄養になるものが含まれているんです。
そんな栄養が湖などで増えすぎてしまうことを
「富栄養化」
と言います。
でも、プランクトンって、魚のえさになるんじゃ・・・・なんでそれが悪いの?
プランクトンが大発生しますと水中の酸素を大量に消費してしまって、
魚介類が呼吸するための酸素が足りなくなってしまいます。
人間にたとえるならご飯に生き埋めにされるといった感じでしょうか。
特に養殖水産物は、
赤潮やアオコが発生しても別の場所に逃げるわけにはいきませんから、
大きな被害にあってしまいます。
有名なのは瀬戸内海や琵琶湖での赤潮ですね。
瀬戸内海では養殖のハマチが大量に死んでしまうということもありました。
琵琶湖の水は「近畿の水がめ」ですから、
これは大変ということで、滋賀県は、
「琵琶湖富栄養化防止条例」
という決まりを作って、リンを含む合成洗剤の使用を禁止しました。
アオコで有名なのは面積が日本で2番目の湖である茨城県の霞ヶ浦、
それから長野県の諏訪湖などですね。
霞ヶ浦では増えすぎた栄養分を調節するために、
湖の水を野菜に吸収させるなんてこともしているようですね。

