地球環境を守るための国際会議として有名なのは、
1972年にスウェーデンのストックホルムで開かれた
「国連人間環境会議」
1992年にブラジルのリオデジャネイロで開かれた
「国連環境開発会議(地球サミット)」
があるというのは別の所で説明しましたね。
さて、こういう会議なんですけど、実は日本でも有名なものが
開かれています。
それは一体なんという・・・・って、タイトルにしちゃったのでわかりますね。
京都会議です。
正式には「第3回気候変動枠組条約締約国会議(COP3)」という
長ったらしい名前ですが、無理して覚える必要はないです。
ではこの会議では「京都議定書」というものが取り決められたのですが、
この内容はどんなものなんでしょうか?
A.人口を減らす
B.二酸化炭素を減らす
C.体脂肪を減らす
どれも地球温暖化防止には効果がありそう・・・・・かな?
もちろん答えはB.ですね。
京都会議では1990年を基準に二酸化炭素その他温室効果ガスの
削減目標を決めました。
1990年の二酸化炭素排出量よりも何%減らしましょう、
という感じで決めたんです。
例えばEU(ヨーロッパ連合)諸国は8%、
アメリカは7%、日本は6%、ロシアは0%というように。
参考:京都議定書(Wikipedia)
この目標ですが、日本は達成できているのでしょうか?
環境省の発表では、2004年の時点で温室効果ガスの排出量は
マイナスどころかプラス8%(!)だったようです。
温室効果ガスを減らすのがこれほど難しいのは、
人間の活動にはエネルギーが必要→エネルギーの多くを化石燃料に頼っている
→化石燃料を燃やせば二酸化炭素が出る
という理由が考えられます。
つまり二酸化炭素を減らそうと思えば、経済活動を鈍らせなければならないことになります。
それでアメリカなどは、京都議定書を支持していないわけですね。
さらに、日本には日本特有の理由があります。
日本は石油危機を経験しましたので、既に省エネルギー(省エネ)を
かなりの程度進めているんです。
その上更に二酸化炭素を減らすために省エネ、というのは
ちょっと難しいなぁ、ということになります。
それじゃあ絶望的なのか?
いいえ。まだ手はありますよ!
二酸化炭素を減らすための日本の技術は今お話しした理由で進んでいますので、
これをまだそんな技術のない外国にもっていって
二酸化炭素の削減に協力してあげるんです。
特にこれから工業化を勧めようとしている発展途上国ですね。
そうすると、その相手国で減らせた分の何割かは、日本の実績として数えてよい
ということになっています。
これを、
「クリーン開発メカニズム(CDM)」
といいます。
ここに日本の希望があるのかもしれませんね。

