オゾン層というのを聞いたことがあるかと思います。
オゾンというのは気体の一種ですが、
地球の大気の中でもこのオゾンの濃度が濃い部分を「オゾン層」とよびます。
地上からだいたい20キロメートル以上の高さに分布しているようです。
このオゾン層が私たちの生活の何の関係があるのか?
そんな高いところ、飛行機だって行けやしないじゃないか!
さて、オゾン層はどんな働きをしてくれているのでしょう?
A.赤外線を防ぐ
B.紫外線を防ぐ
C.宇宙からの侵略を防ぐ
宇宙からの侵略は防げませんね、たぶん。
答えはB.なんですが、なかでも生物にとって有害な紫外線を防いでくれます。
よく、太陽の光に当たるのは体にいいなんて言いますが、
太陽光線自体は殺人光線みたいなものです。
直接太陽の光にさらされては人間は生きていられません。
しかしオゾン層があるお陰で、なんと都合のいいことに、
有害な紫外線が大幅に減らされるんですね。
オゾン層は私たちと地球上の生物を守るバリアの役割をしてくれています。
まったく、うまくできていますよねぇ。誰が作ったんでしょ。
ところが!
せっかくのこのバリアを人間は壊してしまったのですね。
なんということでしょう。自分たちの命を守ってくれていたバリアを破壊するなんて!
人間が無害だと信じていたフロンガスがその犯人です。
無害だと信じられていたので、かつては多くのものにフロンガスが使われていました。
たとえばスプレー。殺虫剤とかヘアスプレーなんかに入っていたんですね。
それから冷蔵庫やエアコンの冷却剤としても使われていました。
そしてIC(集積回路)に洗浄にも。
科学的に絶対大丈夫だと思われていても思わぬ落とし穴がある。
皆さんが絶大な信頼を寄せる科学といっても限界があることを忘れるべきではありませんね
さて、フロンガスは現在では使用が禁止されているのですが、
だからといってフロンガスが消えたわけではありません。
これまで使ってしまったフロンガスが大気上層へと上っていき、
オゾン層を本格的に破壊し始めるのはこれからだという意見もあります。
現時点でも、南極上空にオゾンホールと呼ばれるオゾン層の特に薄くなった
場所ができてしまっています。
空にあいた穴。怖くないですか?
オゾン層が破壊されれば紫外線が強まるわけですが、
これで私たちはどんな影響を受けるのでしょうか?
人体への影響もあるでしょうね。
白内障による失明の恐れもあるそうですし、皮膚がんの恐れもあります。
紫外線は細胞や遺伝子を傷つけてしまうのですね。
肌の白い人のほうが紫外線には弱いといわれていますので、
オーストラリアの小学生はサングラスをかけて登校することもあるようですよ。
カッコイイとか言ってる場合じゃありません!
それから当然のことながら、人間以外の生物、動植物にも影響があるでしょう。
種によっては絶滅の恐れもあります。
フロンガスに対してはもう手を打ったのですが、オゾン層の破壊はしばらく続くでしょう。
私たちにできることといえば、
なるべく紫外線に当たらないようにすることくらいしかありません。
それにしても一昔前は日に焼けていると健康的だなんて言われたものですが、
今じゃ日に焼けてると「大丈夫かあっ!?」って聞かれちゃいそうですね。

